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    とくし丸日記 @岡山4号車 安田

    2015年8月17日岡山でとくし丸を開業し、足守・総社市周辺を担当する4号車安田の奮闘を綴ったブログです

    パンクピンチからのサンクスピーチ

    とくし丸日記 Vol.144

    7/21(木)開業336日目

    前日、車で走行中、どうもタイヤの衝撃がいつもより強い気がしていたので、販売終了後、ガソリンスタンドで空気圧を確認しました。
    すると、やはり1本だけ空気がかなり抜けていることが判明。ひとまず空気を入れて様子見としていました。
    この日、朝一で空気を入れたタイヤを見ると、すでに結構抜けてる様子。
    とうやらパンクしているようです。。
    一軒目へのルートを変更し、道中にあるガソリンスタンドで空気を注入。
    今日のところは、これで販売終了まで凌ればよいのですが、、

    夕方、木曜屈指のお得意様のおばあちゃんから
    「早生じゃから、甘うないかもしれんけど~」と、ひそかに期待していた「桃」を2つ、頂きました。やたーーっ!!
    桃の栽培が盛んな地域は通れど、栽培されているお客様はたぶんおらず、貰えることはまずないだろうと踏んでいました。
    今年はたまたま収穫のお手伝いをしたそうで、お裾分け頂けたようです♪

    ちなみに写真(上側)はこちらのお宅のネコタン。
    ひとっ飛びで肩に乗ってくるそうです。
    つ、つおそー。
    うちの「ゆずたん」(下側)もヘビー級ですが、もはや別の生き物レベルです。


    さて、タイヤの状態を気にしつつも、なんとか販売を終了。ガソリンスタンドでタイヤの空気圧を確認すると、やはり大きく減っています。いったんリブ総社店に戻り、返品作業を済ませ、近くのタイヤ屋さんへ。
    調べて貰うと
    「ホイールにヒビが入ってますね」
    「ほら、ここの溶接部分が」
    と指された先は、テッチンホイール特有の、中心から外に向かう方向に溶接された部分。
    「今まで散々ぶつけたからなー」と思いながら見てみると、意外にも外傷は見当たりません。
    「ぶつけてなくても、ごく稀にあるんですよ~」とのこと。
    とりあえずスペアタイヤに交換して貰います。
    さっそくホイールを注文しようかと思いましたが、いやいやちょっと待て。
    まだ1年経っていない新車で、ホイールに外傷なし。ならば、ディーラーに持っていけば溶接の不備ということで、無償対応になるかも!?
    翌日、電話して状況を伝えると、状態を見てみないとなんとも言えないとのこと。
    ということは逆に言うと「無償対応して貰えるかもしれない」ということ。
    ちょうど翌週の土曜日に1年点検の予約を入れていたので、そこで見てもらって判断いただくことにしました。

    そして次週、確認してもらった結果、「無償対応させていたきます」という言葉を引き出すことに成功。
    ホイールを新品に交換いただいた後、そろそろ創業一年でほとんど山がなくなっていたタイヤ4本をすべて交換しました。
    これでタイヤのレベルも若干グレードアップ。
    ついでに冬用のスタッドレスタイヤに履かせていたアルミホイールを夏用タイヤに履き替え、足周りを完全リニューアル。

    ホタル号の走行性能もカッコ良さも若干アップして、もうすぐ2年目を迎えます♪
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    見守り隊のニンム

    とくし丸日記 Vol.143

    7/20(水)開業335日目

    学校はこの日から夏休み。
    とくし丸でも普段はいない、かわいいお客さんが少し増えます。

    昼過ぎ。2級河川の足守川の近くを通りかかると、逆側の川原に1台の軽自動車が停まっています。
    普段は遊んでいる人の姿を見かけることも少ない川原に、ターフを張って、何だか楽しげなギャルが3人。その足元に目を遣ると、、、
    「みっ、短いっ。超々ミニ!? しかも3人とも。いくらなんでも短か過ぎ!!」
    もしホイッスルがあったら、即「ピーーーっ」と吹き鳴らしたくなるレベル。
    ここは地域の見守り隊の役割を果すべく、もう少し近くで状況を確認する必要が発生。
    場合によっては「けしからん」と強く指導しなければなりません。
    そのホットスポットは、この後訪問するお宅からほど近く。ちょうどいいではないか。
    橋をぐるっと周り、訪問先の軒先に車を停めたところで思い出しました。
    「あっ、ここのお宅、今日休みだった。。」
    「まいっか。このまま視察に行こう」と川原の方向に3歩ほど歩いたとき、後方から1台の車が近付いてきて停車。見ると訪問先のお客様の姿が。
    「今日お休み言うてたと思うんだけど~」と言いながら出て来られ、慌てて「いや~、お休みいうの忘れて、来てしまいました~」とジリジリと3歩分引き返し、ギリで怪しくない体裁を取り繕いました。
    アブナイアブナイ、、、

    販売を終え、いったん車を5mほど動かし、袋小路になっている路上に駐車。あらためて、いざガン見、いや視察へ向かいます。
    セイギ感に萌え、ドキドキしながらホットスポットに到着。
    ドテの上から、体中の血液を眼球に集中し、目を凝らして見ると、3人ともどうやら水着の上に上着を羽織ってる模様。
    「あっ、なるほど。仮想海モードね。。」
    この春高校を卒業し、免許取り立てで浮かれて遊びに来てる感が満載なので、
    「海まで運転するの、まだ無理~~っ」
    ってことで、地元の川原で妥協したのでしょう。
    「まぁまぁ、そういうことならしゃあないわな。ウンウン」と暖かい目に戻り、見守り隊の任務を完了。
    販売だけじゃなく、他にも大事なニンムを担うとくし丸。
    いろいろタイヘンです♪

    買い過ぎ姫、おこ?

    とくし丸日記 Vol.142

    7/19(火)開業334日目

    前日の月曜日に梅雨明けが発表されました。
    このところ、晴れると33℃ぐらいでしたが、これからが夏本番。
    体力的にも商品管理面でも過酷な日々が続くことでしょう。

    さて、岡山の特産と言えば桃とマスカット。
    桃は7月上旬頃から出荷が始まっており、天満屋さんの各店舗でも大々的に販売しています。
    しかし、桃は果物の中でも最もデリケート。
    少しでも圧力がかかると傷みが生じるため、
    とくし丸で持ち出す場合、基本的に売れ残れば買い取る覚悟が必要となります。
    この日は2個入りパックを1つだけ、持ち出しました。

    お昼過ぎ、おばあちゃんが「こんなんいるかな?」と、ズッキーニのような黒っぽいマンモスきゅうりを2本持ってきてくれました。
    「いるいる~。ありがとう!!」といつものとおり、まったく遠慮なしに頂戴いたします。
    いつもとは逆方向の交換。
    しかし、私から返すのはお礼の言葉と、せいぜい嬉し気な顔ぐらい。
    とくし丸だからこそ多発し得る、損得勘定の外に生じるコミュニケーション。
    田舎コースならではの、嬉しいオプションです。

    さて、桃はなかなか売れず、最後の訪問先。
    車を停めて、団地内の足の悪いおじいさんのところに御用聞きに伺いますが、今日は不要とのこと。
    さらにもう一軒、車からすぐ側のあばちゃんのところにも御用聞きに伺いますが、こちらもノーレス。
    ありゃりゃ、これで終了か。。
    車に乗り込み、発進しかけた動かところで、坂道の上方から買い過ぎ姫が現れました。
    「あぁ、冴えない終わり方をせずに済んで良かった~」
    と思いながら買い物の様子を見ていると、残っていた桃を手に取り、買い物かごへ。
    「よしよし」と思っていると、しばらくして「これいくらですか?」と桃を指差します。
    「あぁ、608円です」と告げると、「ろっぴゃく??」とちょっとプリプリ。
    「じゃあいいです」といつもよ利早いタイミングでリバース。


    そして、「ひどい」とかなんとかぼやき始めました。

    ありゃ、ひょっとして、おこ?
    しばらく様子を見ていると、やっぱりブツブツ&プリプリ。
    おっと、こりゃなんだか・・・激おこ。
    「いやいや、桃の値段はそんなもんなんだけどなぁ・・」と思いつつ考えを巡らせていると、「はっ」と思い付きました。
    「いつもより速攻で(買い過ぎ姫を待たずに)帰ろうとしたように見えたかも??」
    確かに早めに諦めたのは事実。

    ひょっとして、そっちがメインか!?
    このところは付き合い買い程度のご利用なので、ひょっとしたらもう来てくれなくなるかも。。

    お会計の最後。いつもより気持ちハッキリと「またよろしくお願いします」と言ってみると、少し機嫌を直した感じで、小さく「は~い」と返してくれたので、ちょっと安心♪
    この様子なら、たぶんまた来てくれるでしょう。

    幸い、この桃は全くの無傷だったため、今回は私からも店側にリバースさせて頂きました。

    120円の天国

    日記の前に改めてお知らせです。
    ieto.me「家と私」
    住むひとと創るひとをつなぐ~岡山倉敷の建築家/設計事務所フォトギャラリーサイト
    の「暮ら上手さんに会おう!」というコーナーに、私のインタビュー記事が全4回の最終話まで掲載されました。
    http://ieto.me/
    ※下のほうにそれぞれの回への紹介リンクがあります。

    とくし丸日記 Vol.141

    7/15(金)開業330日目

    金曜日は週一回のコース。昼休憩までの訪問先は、介護施設を含む9ストップ。休みがなければ昼休憩にはトイレタイムぐらいしか取れませんが、この日は3軒がお休みの予定。
    売上的には痛いですが、気持ち的には余裕綽々。

    休憩場所の高松城址公園に到着すると、40分ほど余裕がありました。
    昼食は、数十日ぶりのお手製おにぎりらず。そして飲み物は間倉ミネラルウォーター。
    前日は33℃でしたが、この日は29℃とこの時期にしてはとても過ごしやすい気候。
    公園の駐車場に車を停め、ランチセットを持って、巨木に囲まれたベンチを目指して歩きます。
    ここの空気はひんやりとしていて、ピンと、凛と、引き締まった感触。
    大きな木々と風通しの良さがもたらすのでしょうが、歴史に残る高松城水攻めの終結エピソードが、余計にそう感じさせるのかもしれません。
    豊臣方の、とつもない軍勢で取り囲んまれた上での水攻め(兵糧攻め)に対し、城主ひとりがその首級を差し出すことで、他に血を流す者はなかったと。

    向かった先のエリアには、巨木のさらに外を囲む形で、ナチュラルなカーブを描く大きな蓮池があります。

    途中、池を渡る橋から眺めると、大輪の蓮の花が一面に開いているではありませんか!!


    「こっ、ここは天国ですか!?」
    思わずそう呟いてしまいそうな流麗な空間。
    そして、すぐにライマックスの時は訪れました。
    米40円。具材:さば味噌煮20円、ちりめん30円、梅干10円。そしてたくあん10円。水0円。
    光熱費10円として、締めて120円。
    代わる代わる現れる3つの具材がうれしい、120円の至高のランチ。
    食べ進むうち、こう確信しました。
    「間違いない。ここは天国だ。」

    ある人は言います。
    「天国なんてない」
    また、ある人は言います。
    「死んだら天国に行ける」
    はたまた、ある人は言います。
    「天国はつくるもの」
    しかし、私はこう思うのです。
    「天国ここにあるじゃん」

    ちょっとした天国なら、感じる心があれば、見つけられるもの。
    120円でも、たぶんタダでも。

    感じる心は、とくし丸を始めたおかげかもしれません。

    わっからん節

    とくし丸日記 Vol.140

    7/14(木)開業329日目

    雨の日が多い今年の梅雨。この日は曇り。
    朝、一軒目のお宅へ向かう途中。キレイに舗装された田舎道を軽快に走らせていると、斜め方向から銀ヤンマが激突。
    窓ガラスに、鮮やかに輝くブルーからグリーンのグラデーションの粉を残し、憤死。
    たぶん、いや、間違いなく死亡。

    一軒目の販売を終えると、しばらく来た道を帰ります。
    すると、道の上に、来るときにはなかっはずの15cmほどの黒い異物を発見。
    はーっ、こっ、これはっ!?
    さっき激突した銀ヤンマ。。

    「お前がやったんやぞー」と見せつけんとばかりに、道のど真ん中に骸がひとつ、転がっていました。
    今年もトンボ達にとって、トクシマラーは死神。
    またひとつ、首にぶら下げたトンボのドクロが増えてしまいました。

    4軒目。山の中腹に位置する、見事な石垣のあるお宅。ここは週一回の訪問先で、だいだい2~3人のおばあちゃんが来てくれます。
    このうちのひとりのおばあちゃん。
    確か先週、「何買うたらええか、わからん」と呟いていました。
    「買いたい物を持ってきてくれない」と嘆いてる風でもなく、自分に対して呟いてるような語り口調。
    といいつつも、いつもと変わらず2千円程度のお買い物をしていただいたので、このときはさほど気にも留めていませんでした。
    そしてこの日、ついに思いが溢れ、唄になりました。
    「わっからん、わっからん、わっからん、わっからん」
    「わっからん(ド~)、わっからん(ミ~)、わっからん(ド~)、わっからん(ミ~)」
    笑いを誘っている風でもなく、哀愁を帯びた、魂の声。
    最近のイメージで言えば、AUのCMで使われていた染谷健太の「海の声」のような哀愁。
    これを聴いて私も
    「あ~、ほんとうに買うものがわからないんだ~」と悟り、何かお薦めの商品でもご案内しようかとと思いました。

    ・・・でも、つい、その魂の唄に、しばし耳を傾けていたくなり、放置プレー。
    しばらくの間、「わっからん節」が石垣と私の心に谺し続けました。
    でもやっぱり、いつもとと同じ2千円程度のお買い物。

    今日も買ってくれたものが、買いたいものと違うん?